海外事業レポート
2025.10.02
フィリピン・セブ島 地震情報
フィリピン・セブ島沖でM6.9地震 69人死亡、200人超負傷
【マニラ=共同】米地質調査所(USGS)によると、フィリピン中部セブ島カラペから東南東に11キロメートルの海域で9月30日午後9時59分(日本時間同午後10時59分)ごろ、マグニチュード(M)6.9の地震があった。同国の災害対策当局は10月1日、少なくとも69人が死亡したと発表した。負傷者は200人超。倒壊した建物に閉じ込められた住民がいるとの情報もあり、死者は増える恐れがある。
セブ島は、観光地や英語の留学先として人気があり、日本人も多く訪れている。林芳正官房長官は1日の記者会見で「現時点において邦人被害に関する情報には接していない」と述べた。
震源の深さは約10キロ。災害対策当局は1日、被災者は約11万人で、震源に近い島北部の地域に集中していると明らかにした。教会や貯水タンクが倒壊するなどの建物被害が出たほか、橋の崩落も確認された。
フィリピンは地下でプレート(岩板)が別のプレートに沈み込むエリアに位置し、日本と同様に地震が多い。2013年に南部ボホール島で起きたM7.1の地震では200人以上が死亡した。